インターネットにより、世界はかつてないほど緊密につながっています。エンターテイメント、情報、教育、ショッピングなど、ほぼすべてのサービスに、快適な自宅でアクセスすることができます。
1:子供達をオンラインの脅威から守りましょう。

Siv lub CyberParent app los pov puag kom koj tej me nyuam tau txais kev nyab xeeb thaum siv online Source: Getty Images
ほとんどの学校では授業がオンラインで行われ、生徒は自宅で学習をしています。子供達がインターネットの脅威にさらされていないかどうか、保護者が注意することが重要になります。インターネット上のいじめ、性的犯罪、過激団体の勧誘などがリスクとしてあげられます。
AMFエグゼクティブディレクター ハス・デラル氏によると、この携帯アプリで、子供たちがインターネットやSNSで何を行っているのか、保護者が学ぶことができます。
保護者がインターネットについてどの程度知っているのかは関係ありません。Cyberparentによって保護者が学ぶのは、子どもをインターネットの脅威から守ることの必要性です。(ハス・デラル氏)
このアプリの開発にあたり、50以上のコミュニティメンバーや組織の意見が反映されました。このアプリは、対話型学習になっており、安全なインターネット使用について実用的な情報を提供しています。
CyberParentは親に、子供をインターネットの脅威から守る必要性を教えます。どれくらいインターネットを知っているか、また、どのように機能するかを知っているかは関係ありません。(ハス・デラル氏)
このアプリの開発にあたり、50以上のコミュニティメンバーや組織の意見を反映しています。このアプリは、対話型学習になっており、安全なインターネット使用について実用的な情報を提供しています。
2:インターネット詐欺
インターネットを使用する子供達のリスクとともに、大人もまたネットに接続しているデバイスの使用に注意が必要です。
オーストラリアの消費者保護機関であるオーストラリア競争・消費者委員会(ACCC、エートリプルシー)によると、オーストラリア国民は2020年の1~3月で、インターネット上の詐欺で3600万豪ドルを失っています。
これはフィッシング詐欺と呼ばれるもので、通常、偽の請求や、オンラインショッピング、個人情報の盗用などを通して行われます。
Cyber Security Hubでスレットインテリジェンス(脅威情報)部門を統括するスタス・フィルシュティンスキー氏は、サイバー詐欺を見抜くには、常識を働かせることだと話しました。
実生活と同様に、もしあまりにもうまい話だと思ったら、それはおそらくあなたをだまそうとしています。(スタス・フィルシュティンスキー氏)
いかなるオンラインでの取引やオファーについても、常識の範囲内で疑ってかかるほうが良いでしょう。
3:オンラインでの支払いでは用心深く
毎日、数百万件ものクレジット決済がオンラインで行われています。
金融決済の業界団体The Australian Payments Network (APN)の最新レポートによると、全体的なカード詐欺は減少しています。一方で、盗まれたカードの詳細情報を悪用した不正な取引は、オーストラリアのカード詐欺全体の86%を占めています。
APN チーフ・エグゼクティブを務めるアンディ・ホワイト氏は、カード詐欺を減らすためのフレームワークには、オンラインの消費者を含めたすべての利害関係者が関わる業界全体での取り組みが必要だと話します。
信頼できるウェブサイトのみに、カード情報を提供してください。ブラウザに鍵のかかった南京錠のアイコンがあるかみてください。そしてあまりにもうまいと思われる提供にはどうか用心してください。(アンディ・ホワイト氏)
アンディ・ホワイト氏によると、マルウェアやフィッシング詐欺はますます洗練されてきています。身に覚えのないEメールや知らない送信元からのテキストメッセージは、すべて疑ってかかるべきです。ホワイト氏は、信頼できない相手から送られたメールやテキストメッセージに含まれるリンクは開かないように、そして絶対にパスワードなどの個人情報は絶対に提供しないようにと忠告しています。
4:コンピューターのセキュリティ
サーバーについて、セキュリティを高めるには信頼できるサプライヤーから専門アドバイスを受けてください。サーバー管理者のパスワードを制限し、サーバーのファイアーウォールとしてはハードウェア機器を検討してください。
定期的に、サーバー内のデータをバックアップし、バックアップデータは安全に保存してください。この作業は、管理者権限を与えられた人のみが行うようにします。
また、各ソフトウェアとウイルス保護ソフトは、最新バージョンに保つことをお勧めします。
5:インターネット接続のセキュリティ

The COVID-19 crisis has seen a rise in internet users and digital connectivity. Source: Getty Images
あなたのインターネット接続は、外の世界からあなたのコンピュータへつながる流入経路です。
もし、正しくセキュリティが確保されていなければ、だれかがその経路を使い、あなたの情報を抜き取ったり、接続やコンピュータを他の誰かの目的のためにハイジャックしたりするかもしれません。
これらのコネクションの保護を強化することができます。対策としては、デバイスの管理者用デフォルトパスワードを変更したり、設定を変えてリモート操作を不可能にしたりすることです。
6:パスワードは共有してはいけません
強力なパスワードを作り、だれとも共有してはいけません。
意味のない数字、文字、句読点のコンビネーションで、8文字以上が推奨されます。
そして、同じパスワードをすべてのアカウントに使ってはいけません。パスワードと暗証番号(PIN)は、安全な場所に保管してください。

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7:知らないサイトからファイルをダウンロードしてはいけません
同様に、不審なテキストメッセージ、ポップアップウィンドウ、Eメールは開かないでください。その都度削除するのがよいでしょう。
8:携帯端末を守りましょう
いつも、あなたの携帯端末を一緒に持ち歩くことが重要です。
もし、パスワードや紛失時の保護なしで、あなたの端末がなくすか盗まれるかしたときが、一番危険なときです。携帯端末にある情報によって、他の誰かが簡単にあなたのお金にアクセスしたり、あなたのアイデンティティーを盗んだりすることができるのです。
9:個人情報とプライバシーを保護して下さい
あなたの個人情報を、現金と同じように扱ってください。他人にとられないよう、そこらへんに置いてはいけないのです。

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誰かがあなたの銀行口座にアクセスするかもしれません。クレジットカードや借金をあなたの名前で作るかもしれません。生活保護を申請するかもしれません。そして、あなた個人の信用力(クレジットレーティング)を傷つけてしまう可能性もあるのです。
キャンベラ大学のサイバー犯罪エキスパート、ナイジェル・フェイア氏は警告します。
しばしば、人々は、金融機関から悪いクレジットレーティングを受け取るまで、何か悪いことが起こったことに気づかないことがあります。(ナイジェル・フェイア氏)
10:助けを求めるには?
The Australian Competition and Consumer Commission (ACCC)から始めるのがよいでしょう。オーストラリアでの最も一般的な詐欺について最新情報を随時提供しており、また、詐欺についての情報を集めて公開しています。
もし、プライバシーが侵害された場合には、政府系機関OAIC(Office of the Australian Information Commissioner) に連絡しましょう。
電話番号は 1300 363 992 です。通訳サービスが必要な方は、まず131 450に電話をして下さい。