全仏オープン 錦織ベスト8決定!次の相手はナダル

世界ランク7位、日本の錦織圭選手は、全仏オープン男子シングルス第4回戦、フランスのブノワ・ペール選手を二日間にわたる激闘の末見事に下し、準々決勝進出を決めました。

Kei Nishikori of Japan French Open tennis

Kei Nishikori of Japan at the French Open tennis tournament against Benoit Paire of France at Roland Garros on June 3, 2019 Source: AAP Images/The Yomiuri Shimbun via AP Images

錦織選手にとって完全アウェーの全仏オープン。フランス人選手を相手に、彼らの地元で戦うのも容易ではありません。ペール選手との第4回戦も、ペール選手がスコアを決めるたびに「ペール」コールが巻き起こりました。

第3回戦、セルビアのラズロ・ジェレ選手との試合で4時間26分に渡る死闘を戦い抜き、第4回戦のペール選手との試合を迎えた錦織選手。一日目は3セット目を錦織選手が勝ち取り、セットカウント2-1となったところで、日没順延となり、試合は二日目にもつれ込むことになりました。

二日目、第4セット目から再開となり、両者一歩も譲らない展開で試合は進み、相手に先にブレイクされましたが、そこで錦織選手も粘りタイブレイクへ。2度のマッチポイントを迎えた錦織選手でしたが惜しくも決めることができず、このセットを落とします。

迎えた最終セット。錦織選手は、3-5と追い詰められ苦しい展開を強いられました。そこから錦織選手の快進撃が始まり、第9ゲームでブレイクに成功。そして第11ゲームでも再びブレイクし、錦織選手が逆転に成功します。このセットもタイブレイクに持ち込み、錦織選手が勝利して試合終了。スコアは、6-2,6-7(8-10)、6-2、6-7(8-10)、7-5、約3時間55分に及ぶ激闘の末、錦織選手が見事勝利し、準々決勝進出を決めました。

この試合の後、男子のツアーを統括する団体ATPは、錦織選手を""と呼び、1968年以降フルセットの試合で、最高の勝率を誇るプレーヤーだとして称賛しました。フルセットまでもつれ込んだ場合、錦織選手が勝つ確率は現在約75%となっています。

記者会見で、「フルセットになっても集中力は落ちない。一番の力は諦めないこと」と語った錦織選手。準々決勝の相手は、全仏オープン11度の優勝歴を持つスペインのラファエル・ナダル選手です。

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Published 4 June 2019 7:27am
Updated 5 June 2019 7:00pm
By Miyuki Roberts

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