ダウン症の息子は我が家に最適のキャスティング、メルボルン希代

オーストラリアでは10月はダウン症の啓発月間。次男の優希くんがダウン症を持つ、シドニーに住むメルボルン希代（きよ）さん。ダウン症について世間に流れる情報で、暗い内容が多いことが気になっています。

Kiyo Melbourne (back row left) and her family. Credit: Kiyo Melbourne

ダウン症の正式名称はダウン症候群。最初の報告者である英国の医師、ジョン・ラングドン・ダウン氏の名前が付けられています。

染色体の突然変異によって起こり、誰にでも起こり得ます。最近では医療や療育、教育が進み、サポートと配慮を受けて問題なく学校生活や社会生活を送る人も多くいます。

Credit: Kiyo Melbourne

希代さんは、夫のショーンさん、長男の海翔くん、次男の優希くんとの４人暮らしです。優希くんのダウン症が分かったのは、出生前診断でした。ダウン症の男の子が生まれます、と電話で結果を伝えられました。

「私たちの家族の性格はかなり活発なので、その中に温厚な男の子（優希くん）が入ることは、家族のキャスティング的にパーフェクトなんじゃないかと思いました」（希代さん）。

自分の話を楽しく聞いてもらえたら、と語る希代さん。インタビューでは、診断を受けた後の気持ちや夫との話し合い、２人育児、そして10月のダウン症啓発月間を迎えて思うことなどを聞きました。

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