オーストラリアでは、4人に1人の子どもがいじめを経験しているといわれています。いじめとは、自分よりも弱い立場にある人を、意図的にそして繰り返し傷つける行為を指します。
非営利組織Alannah & Madeline Foundationで、いじめに関するシニアアドバイザーを務めるジェシー・ミッチェル氏は、いじめの形態は多様化していると語ります。
”子を持つ親が幼かった頃、いじめは学校や遊びの場に限定されて起きていました。ですから一度家に帰れば、いじめから解放されていました。しかし、最近の若者は、他人と常につながっている環境に置かれており、いじめが発生する可能性が常につきまとっています。家にいても、嫌なメールが来たり、インターネット上で見たくないものを見ることもあります。”
いじめの撲滅を目指して活動するBully Zeroという団体で会長を務めるアンドレ・カルバリョさんは、現代の子どもについて、どんなに追い詰められていても、いじめの被害について親には明かさない場合があると語ります。
SBSテレビでは、8月1日から4週にわたって、ドラマシリーズ""が放送されています。オーストラリアのあるセカンダリーカレッジを舞台に、テキストメッセージやインターネット上での画像の共有をめぐって、実際に起こりうるネットいじめがテーマとなっています。